頑張るしかないのだ、という事実。

今、先輩と少し電話しました。
が、全くもって耳に入ってこなかった。先輩と電話していて、こんなことは初めて。



電話がかかる直前まで、専門学校卒業後2年間を思い返していたからでしょう。



看護助手という仕事を始めて、2年間。
小さい頃からの夢だった看護師になれず、助手という仕事を続けなければいけない毎日。
なんで自分はこんな仕事をしてるんだ?
この仕事を続けてまで看護師にならなければならないのか?
だいたい自分は看護師に向いてるのか?
そんなことを繰り返し考えながら毎日を過ごしていました。
看護師としての経歴を積んで行く友達を横目に見ながら、2年間を過ごしました。
辛かった。
忙しい毎日を過ごしながら、夏からは予備校に通いました。
模試の成績はまずまずでしたが、なぜか自分に自信が持てませんでした。
それでも仕事はどんどん忙しくなり、『看護師を目指す看護助手2年目』の私には妙な責任も与えられ、目まぐるしく日々の勤務はすぎて行きました。
夏期講習が終わってからは、この勉強への集中を途切れさせないようにと夜間通学生として予備校へ通いました。
夜9時10時に予備校から帰っては、朝5時に起きて早出勤務に当たる日もありました。
助手のユニフォームに袖を通す毎日が嫌でした。
窓に映る自分の姿を見るのが大嫌いでした。
それでも頑張って仕事を続けることができたのは、職場の先輩・同期入社した看護師さん達がいたからでした。
こんな自分のことを応援してくれるのは本当に嬉しかった。
そして何よりも、去年父が言った一言が何よりも自分の励みになっていました。
それは、自分の娘は“病院で働いている”としか言えないんだ、ということでした。
父は私が看護師になることを誰よりも願ってくれていたのです。
それを分かっていなかった自分を腹立たしく、また恥ずかしく思いました。
看護師になるのは自分だけの夢じゃないんだ、そう思ってこの1年間を過ごしました。
予備校は冬期講習へと切り替わり、あっという間に直前講習も終わりました。
仕事を定時に終わらせ、授業に間に合うようにダッシュで予備校へ向かいました。
必死に集中力を注ぎ、帰ってからも勉強を続け、また仕事へ行きました。
それでも自分に甘い性格の私、一日ダラダラと過ごす日が多かったのも事実です。
まだまだ勉強が足りなかったんじゃないのかと今ごろになって焦燥感に苛まれています。
でも後悔したってあと10時間もすれば試験は始まります。
とにかく自分の力を出し切ること。
それしかない。
明日、とにかく頑張ってきます。
職場仲間や学校の友達、両親、お世話になった予備校の先生、そして大好きな先輩に良い報告ができるように。
サクラサク春を迎えられるように。
頑張ります。


さて、少し寝ます。
明日は夜、更新します。
おやすみなさい。